今年は3年に1度の横浜トリエンナーレの年だ。
Covid-19のおかげで数多の芸術祭が中止や延期される中、開催して頂いただけでもありがたい。今回のトリエンナーレはインドの芸術ユニット「ラクス・メディア・コレクティヴ」がキュレーターという事もあり、開催前からとても楽しみにしていた。
そして、今回のテーマは”光” - ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOWー光の破片をつかまえる」
今回の会場は2箇所 - まずはその内の1つプロット48に向かう。船をイメージしたような建物で、訪れたのは今回が初めて。聞くところによると元々アンパンミュージアムだったとの事。そーだったのか!と目からうろこ。
会場は2階建てで見るのにそれ程時間は掛からず。ちょっと難解的な作品もありましたが、映像、インスタレーションなどなど楽しむ。
しかしチケットの予約とは別に更に要予約の作品もあり、それらの予約が必要だったことにサイトを見た時点で気付けておらず(しかももう当時予約は一杯だった!)、ので見れない作品もあったりでちょっぴり残念でした。
続いてメイン会場でもある横浜美術館へ
美術館は何だか黒い幕に覆われており改修工事中のようでもありましたが勿論そうではなく、こちら - クロアチアの作家、イヴァナ・フランケによる作品でした。そして、この黒い世界を通り抜け中に入ると一変、光り輝く世界 - こちらはアメリカの作家、ニック・ケイヴの「回転する森」のインスタレーションで光の世界へ
まさに「光の破片をつかまえる」的な世界へ
会場入って直ぐにカメラを含め荷物を全てロッカーに入れて手ぶらで作品鑑賞したってのもあり、会場中の写真は特に撮らず。個人的には(長い作品でしたが)原発を取り扱った韓国の作家さんの映像作品とネパール人アーティストの仏画のような作品、これらは良かったけど、こちらもやはりちょっと難解な作品が多かった気もします。
しかし、こんな状況下キュレーターさんや作家さんが来日出来ない中、一生懸命トリエンナーレを作り上げてくださったみなさんに感謝!です。
横浜トリエンナーレは10月11日(日)まで、です。
お次は黄金町へ
こちらでは黄金町バザールが開催中。黄金町方面はあまり訪れないのですが、今回は私の知人も何人か作品を出しているので久々の黄金町へ
ここ何年かでアートの町へと生まれ変わろうとしている黄金町、ですが、雰囲気はまだまだどっぷりと昔の面影を残しつつディープな世界が広がります。
京急の高架下を利用した空間やパブリックアート、そして路地裏に一歩入るとまた新しい空間が広がったりとこの辺りはぶらぶらとするだけで面白い。
大岡川沿いで一休憩し、川沿いを歩いていたらタルチョ、らしきものが。近くで見てみるとやはりこちらタルチョをモチーフにした作品でした。- タルチョとはチベットでよく見かける祈祷旗で、旗にチベットの教えが書いてありそれが風に靡くと、その教えが世界に広まっていくというのでして、こちらのタルチョには、チベットの教えでなく、「お米もじ」なるものが書かれていました。
しばしまた路地裏を散策し、作品を出している友達とも合流し、一緒に作品を見て回ったりと、こちらは割りとすっと入ってくる作品が多く、楽しめました。黄金町はやっぱり町を歩いているだけでも楽しい。
こちら1期が10月11日(日)までで、2期が11月6日(金)から始まるようです。