突如として発生した台風 - 丁度のタイミングで帰省のフライトに影響が出そうだ。2月に行った別府の時も雪の影響を受けフライトは遅れに遅れ、午前中に到着する予定が午後になってしまったのだが、今回はどうなる事やら。それにしても台風は本当、突然に発生するので先が読めない。
出発前から何度もANAのサイトをチェックし、どうやら今回、私が利用する午前便には影響は無さそうだ。そんな訳で出発も定刻通りのようで、いざ飛行機に乗り込みさぁ発!と思いきや雨の影響なのか滑走路が混み混みという事で機内で待つこと15分ほど。と、ここで突然天気が急転して窓に激しく打ちつける雨、雨、雨、外を見るといきなりの豪雨だ。しかし、飛行機は無事、羽田の滑走路を滑るように走り上空へ - 雲の上に出ると嘘みたいな青い空がそこには広がっていた。
因みに今回の旅のお供は馳 星周氏の「少年と犬」だ。
今回は姉が空港まで迎えに来てくれる事になっておりそのまま一緒に昼食へ - という予定であったのだけど、急遽、(コロナではなく)体調が朝から悪くなったという事でお迎えはなしになってしまった。長崎空港から市内まではバスで約40分、到着したのも13時近くだったので、市内に出るとなると14時位になってしまう。いつもはこの時間帯のフライトだと羽田空港でサンドイッチなんか買って機内で食べるのだが、今回はちょっぴり予定が狂ってしまった。
さて、どうしようと思案した挙句、このまま空港でお昼を食べることにした。いつもはさっさとリムジンバスに乗り込むので空港のレストランを利用するのは初めだ。そんな訳でちゃんぽんをオーダー。味は、うーむ、それ程悪くないのだが、何かが足りない気も。。きっとこの何か、が味の決めてでもあるのかもしれない。とまぁひとまずは美味しく頂いてきました。
空港にはバンクシー展の宣伝があちらこちらに。ハウステンボスでバンクシー展やるみたいですね。しかし、バンクシーとオランダとは何の関係もないと思うのだけど、、もう何でもあり、そんな感じでしょうか。
今回の帰省したタイミングはお盆真っ盛り - 長崎のお盆と言えば精霊流しだ。今年は長崎の歴史郷土史家の越中 哲也さんの初盆という訳でどんな船になるのか楽しみにしていたのだが、どうやら、船はもやい船になるようである。もやい船とは所謂共同船で、個人個人で船を作らない家が町内で作る船に乗せてもらい、みなで一緒に西方浄土へと送られる船である。
うちの家族のお墓はこの越中さん縁のお寺でもあるので、8月14日の法要に訪れた際にも生前の越中さんが語っていた言葉なども住職さんより聞かせ頂いた。境内には美しい百日紅の花も。思えば今回、長崎ではよく百日紅の花を目にした。いつもはブーゲンなんかが目に入ってきたのだけど、うちの近所もそうだけど、長崎はこの時期、百日紅の花だらけ、そんな感じでもあった。
そして帰りには 越中さんが乗る予定のもやい船も見学、こちら絶賛制作中でありました。
町中をぶらぶらと。相変わらず、猫たちとの遭遇率が高い。長崎は猫の町でもある。古い建物、そして壊されてしまった市場など。長崎も今は100年に1度の開発なんて言われているけれど、変化の真っ最中なのかもしれない。
猫達はそんな事には関心なさそうに今日も自由にあちらこちらでごろごろと。
夕暮れ時、出島ワーフへ。長崎でも好きな場所の1つで、特に夏の夕暮れ時は素晴らしい。稲佐山を遠くに望み、目の前から出港する船を眺めながら長崎の美味しいものを食したり。
昨年夏の帰省は雨ばかりの長崎であったけど、今回の天気は半分半分といった感じか。時折だーっと東南アジアのスコールのような雨が降ったかと思うと暫くする晴れ間が覗いたり。
そんな天気だったけど長崎最終日は見事に晴れ上がってくれた。そしてまたまた出島ワーフへ。最後は長崎のB級グルメとでもいうべきトルコライスを食し、コーヒーを飲みながら長崎の町にさようなら。
次は年末帰ろうかな。12月になると今、建設中の建物も完成したりで長崎の町もまた様相が変化しているんだろうな、とそんな事を思い長崎の町を後にした。