横尾忠則現代美術館を後にして、次に向かったのは南京町。JR灘駅から2つ先の元町が最寄り駅だ。そう言や横浜の中華街も元町の直ぐそばにあるが、元町と中華街、何か関係あるのだろうか。
日本には3つの中華街 - 長崎、横浜、神戸 -があるけれど、長崎の中華街はとても規模が小さく意外と多くの人に知られていないのも残念だ。神戸のはと言うと規模的には横浜ほど巨大でなく、長崎ほど小さくないと言った感じの丁度よいサイズ感がある。
元町駅を降りて大体の場所に目星を付け歩いているとランタンで飾り付けされた広場に出た。ここでみなそれぞれの屋台で買った食事や飲み物を片手に座って寛いでいる。何と無しにその雰囲気にやられてしまい、私も持ち帰りサイズの北京ダックを購入。となるとやはりビールが欲しくなって青島ビールで乾杯。
神戸の中華街は店舗を構えていると言うよりは値段も安めの設定で買い食い出来るような屋台が多く、何だか台湾の夜市に居るようであった。
- しばらく海外旅行は出来そうにないので、ここで台湾気分に浸ってきた。
さて、今回は14年振りの神戸である。前回は昔バンコクで出会った旅人を訪ねて彼に色々案内してもらったので - あれからもう14年かぁ - それこそ人任せの旅になってしまっていたので、そうなると何処に何があるか覚えないというパターンになってしまい、神戸の町はポイントポイントの地名は分かるのだが(山手の洋館とかハーバーランドとか三宮などなど)、イマイチ位置関係が直ぐにピント来ない。なので今回も南京町を歩いていて、標識でメリケンパークが割りと直ぐ近くにある事を知り、折角なので足を延ばしてきた。
更に記憶を辿ると確かうちらの高校時代の修学旅行は関西(主に京都と大阪)だったんだけど、行きは新幹線で帰りは何と船で神戸から長崎まで帰ったような。。
最後神戸に立ち寄って、遊園地のようなアミューズメントパークに立ち寄った辺りまでは記憶があるのだが、その後の記憶が曖昧で船の中や下船してからの記憶がすっぽりと抜け落ちている。 - なので、もしかしたら船で帰ったと言うのは記憶違いかもしれない。
神戸タワーを過ぎ海の近くに出てみると薄っすらと高校時代にこの辺りに立ち寄ったのでは?という記憶が蘇ってきた。懐かしい!あれからもう何年経ったのだろう。
メリケンパークではなぜかソワソワしてみたりと言う事もなく、どこまでも静かな海そして美しい夕景を堪能してきました。
この日は京都に宿泊する事になっていた。何と言っても今回はGOTOを利用しての旅行である。普段なら個人で新幹線と宿を別々に手配するのだが、今回のはパック旅行になっている。なので、多少面倒ではあるがこの日の内に京都に戻らなくてはならない。
タイミングよく、つい昨年まで湘南に住んでて今も湘南に住んでいると思っていた友達が西宮に移住してカフェで働き始めたというので立ち寄ってきた。その知らせを知ったのは今回の旅の1週間前だったので、丁度いいタイミングと言うか何というか、運命的というか。しかも西宮は調べてみたら神戸から京都に向かう途中なので丁度よかった。
元町から電車に揺られて20分ほどで西宮に到着。まさか、ここで湘南の友達と再会するとは思わなかった。
阪神の西宮駅から歩いて5分ほどでお店に到着。店名は「ベジと発酵ごはんのオーガニックカフェ ココハネ」。
こちらでIPAのビールと美味しいカレーを頂いてきました。お店も何とオーナーさんの手作りでとっても素敵でした。パーマカルチャー(私はこの時初めて聞いたパーマカルチャー)の話とか西宮にやって来たいきさつとか色々聞けてホントいいタイミング、そして久々に会えてよかった。 店内にはそのパーマカルチャーの本の他にネイティブインディアンやダライラマ法王、クリシュナやタオに纏わる本が並べてあって私の好きなものばかりでした。
そこから1時間程掛けて京都へ。3年振りの京都だ。
目まぐるしい1日でしたが京都駅を出るといつものように京都タワーがお出迎えしてくれてほっこりと。