銀座あたりをぶらぶらと

 銀座、に出る前に神楽坂へ。

 神楽坂へは友達の写真展を見に行ったのだが、ギャラリーが出版社トーハンの目の前で、この建物が何だか凄すぎて圧倒されてしまった。かなり昭和的な建物で、前面に細かく窓、窓、窓。この建物、使い勝手はどのようなものか分からないけど、とても味のある建物なので、今後もずっと残していってもらいたいなどと思ったり。

 その後、神楽坂をちょっとぶらりと。落ち着いた町で神楽坂はやはりいつ行っても素敵でした。

 さて、銀座である。すっかりwithコロナの時代に突入してしまって、春から夏に掛けては家の近所を自転車でぶらぶらする日々、そしてたまに展示を見に出掛けたりする位だったのだが、9月位からようやくちょっとずつ外出も自分的に解禁して、都内にも出るように。しかし、何となしに渋谷や新宿には出る事もなく(出る機会もあまりなかったと言うのもあるのだが)、近頃は何故か専ら銀座辺りに行く事が多い。1つ隣の駅から電車一本で銀座近くまで出られて電車もそれほど混んでいないってのも理由の1つなのだが。

 銀座シックスで見た石井亨さんの「TODAY」、ギャラリーGKで見たムツゴウさんの展示や教文館での藤城清治さんの「光と影の生きるよろこび展」などを拝見。どれも素晴らしかった。

 そんな折、これまた銀座のギャラリーで友達が個展を開催していて、それを鑑賞しに行ったり、その友達から紹介されてまた別のギャラリーへと梯子したりと最近は銀座づいている。
 
 何と言っても芸術の秋ですから。

 秋はやはりコーヒーも美味しく感じられる季節。カフェで美味しいコーヒーでも飲みながら読書に勤しんだり。

 先日はシャルロット・デュマ展「ベゾアール(結石)」にも。こちらは銀座メゾンエルメス フォーラムにて。
 ベアゾールとは動物の胃腸の中に形成される凝固物の事で、実際にこのベアゾールも展示されていました。あとは、与那国の景色や与那国馬の写真や映像作品も。私は2012年に与那国を旅したのだが、今回の映像作品には知っている風景が沢山出てきて、随分懐かしくもあり、展示も楽しめました。

 その後、銀座シックスのテラスで友達とお茶へ

 ここで友人と鈴木大拙や大拙館の話をして、大拙館の設立に携わった建築家の谷口吉生さんの話になり、谷口さんが今まで建築してきた建物の話をしたり、「思い出せないけどあの建物も・・・」のような話をしていたのだが、後々調べたら実は我々が居た銀座シックス自体が谷口吉生さんの建築によるものだったという偶然。

 谷口さんが設計した建物に居ながら、そうとは知らず色々と谷口さんの話をしていたという、何だか人生の不思議


 銀座シックスの外観が花柄の素敵な模様に変わっていました。


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