鳥獣戯画のすべて、久々のミールス、日々の写真

 前回、東京で鳥獣戯画展が催されたのは何年前だろう。あの時は美術館の入場待ちに長蛇の列ができているのをNEWSで眺めるにつれ、行くのはよそう・・・と二の足を踏んでいた。

 コロナ禍になって唯一ちょっとばかり良くなった事はと言えば、東京の美術館の殆どは完全予約制になったという事。(美術館にしてみると休館を余儀なくされたり、人数制限をしなくてはいけなくなったりでそれなりに苦慮している事と思われるが)、訪れる側にしてみると入館前にそれ程並ばずに入れるようになった事は喜ばしい事でもある。 - そもそも、東京の美術館ってどうしていつもあんなに混んでいるのだろう。。

 そんな訳でようやく「国宝 鳥獣戯画のすべて」を訪れる事ができた。場所は上野の東京国立博物館である。

 この度の緊急事態宣言で展覧会は始まって直ぐに中止を余儀なくされ、その後当初の予定だった5月30日を過ぎても再開できず、このまま終わるのか、、と危惧しましたが、嬉しい事に6月20日まで延長してくれました。

 雨降りしきる中、この度ようやく鳥獣戯画展へ

 まずは、美術館入り口で予約していた際に発行されたQRコードを見せ敷地内へ。実は国立博物館は遠目には見た事はあったものの入るのは初めて。横目に何やら立派な表慶館を見ながら進みます。こちらの表慶館、外見は何だかカナダ・ヴィクトリアのパーラメント(国会議事堂)を思い出せてくれます。

 建物内に入り、今度は会場内に入るのに再度QRコードを係員の方に見せるのだけど、こちらはちょっとばかしの行列に。雨の日だしそれなりに空いているかなとも思ったけど甘かった。やはり沢山の人が訪れていました。

 会場内は第1と第2に分かれており、第1会場の方に鳥獣戯画4巻全てが展示されていたのだが(人気の第1巻は動く歩道に乗って!見ることになります)、到着した時点で第1会場は人数制限で入る事ができず、第2会場から先に強制的に入れられ、こちらでは巻から切り離された断簡と呼ばれるものや、失われた場面の復原やらが展示されておりました。

 が、やはり順番から言うと先に第1会場から回りたかった。(とは言え、図録などロクに読まずに第2会場から先に入ったので、そのような展示構成になっているとは露知らず、という感じで)、第1会場に入った時点で粗方、第2の方で復原やらを見ていたのもあり、やはり新鮮な目線で”本物”を先に見たかったかな、という感想です。

 いずれにせよ、全4巻勢揃いの今回の展示、とても見応えがありました。

 これから訪れるよ、と言う方は上手く時間調整して、第1会場から先に入るとよいかもです。

 さて、折角上野まで来たので南インド料理のアーンドラキッチンへ。雨はますます強くなって来ましたが。

 アメ横を歩いていると、かなり忘れていた感じのアジアンな雰囲気で、何だかぐっとアジアを身近に感じ、最近全く行けていないアジアに早く行きたいなぁと思うと同時に、ちょっとしたアジア気分を味わってきました。

 そして、アーンドラキッチンさんへ到着。その日のミールスはベジはなく、カレーは3種(野菜とマトンとチキン)という、肉攻め。普段ミールスを食べる時はベジで食べるので、さすがにマトンとチキンという2種類の肉入りカレーの取り合わせだとお腹一杯になってしまった。ドーサはベジがあったのでドーサの方にすれば良かったかな。

 とは言え、とっても美味しく頂いてきました。

 さて、最近は相変わらず自転車の日々である。私が住んでいる神奈川ではお店でお酒の提供はしていないと知ったのはつい先日。(神奈川では普通にお酒の提供はしていると思っていた)。
 そんな訳で友達と食事に行ったりもできずで、日々、本を読んで過ごしたり、自転車に乗って多摩川やら鶴見川沿いを走ってみたり。

 そう、昨年までは多摩川メインで走っていたのだが、ここ最近、鶴見川沿いにいい感じのサイクリングロードがある事を知り、なかなか爽快にそのコースを走ってみたり。

 こちらのコース、人も少なく走りやすいのも魅力の1つ。

 サイクリングロード沿いには沢山の立葵が咲き乱れ、初夏の装いも。そう言えば、6年ほど前に台北を訪れた時、とある町中の公園で見かけた立葵。
 公園のベンチに1人座り、11月だと言うのに日本の初夏のような清々しさだなぁと感じた事なんかを思い出し、やはり台北もあの時期は立葵の咲く初夏のような季節だったのかも。

 立葵は茎の下の方から順番に花が咲いてゆき、1番上の部分の花が咲く頃に梅雨が明けるという。まさに夏を知らせる花である。
 
 - 関東も梅雨入りはもう目の前。そして梅雨が終わればまた私の好きな季節、夏がやって来る。

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