春の足音、河津桜2021

 今年もこの季節がやってきました - 河津桜の季節

 ソメイヨシノはクローン的に一斉に咲くので、何となしに近所のソメイヨシノが目に付いたりすると咲き頃が分かったりするものだが、河津桜は予想が付かない。 - 想像しているよりも早く咲くという事もあるのだが、うちからふらっと歩いて出掛ける所に木々がないので、ちょっと自転車に乗って、という具合に咲き具合を確かめに行かないといけないからだ。

 とは言え、毎年毎年咲く時期がそれ程ずれると言う訳ではないというのが最近分かってきて、昨年撮影したのと同じ頃合を見て、(取り敢えずカメラも持って)出掛けたら、なかなかの咲きっぷり。季節は2月の終わり - この頃がどうやら見頃であるようだ。

 この河津桜、実は関東に来て初めて知った。地元の長崎では見た事がなく(とは言え長崎でも探せばきっと何処かには咲いている筈であろうし、長崎で過ごしたのは高校生までなので、桜の種類にもさして興味が無かったとも言えるのだが)、ひとまず、そんな事もあり、この桜を初めて見た時に、「長崎の桜(それはソメイヨシノの事だ)より随分と関東の桜は色がピンクなのだなぁ」と思ったりもした。

 色が濃くソメイヨシノよりも綺麗だなぁと思うけど、ソメイヨシノが咲くとそれもそれでやはり綺麗だと思ってしまう、これって何なのだろう。あのソメイヨシノの一斉の咲きっぷりがそう思わせるのであろうか。

 朝の時間帯はそれ程人も居なかったけど、お昼近くになってくると段々と人が増えてきた。例年より人出が多いような気もする。やはりコロナ騒動の昨今、遠くに出掛ける人が減って、「よし、近所に散歩にでも行くか、確かあそこは桜が綺麗だったし」とそんなところであろうか。

 そして、河津桜と言えばのメジロたち

 今年も撮影しようと思っていたが、全く見掛けない。 - 見掛けるのはスズメやヒヨドリばかりだ。

 昨年撮影した日付は確認して出掛けて来たけど、時間帯までは確認していなかった。なのでもしかしたら、昨年はお昼過ぎに撮影したのかな?とも思いつつ、昼頃まで粘ってみたが、出会うのはヒヨドリばかり。
 まぁ勿論ヒヨドリさん達もいいのだが、折角なのでメジロたちも撮りたいような気もする。 - しかし、今年は遭遇できずで諦めて帰ろう、と思った時に、何やら小型の鳥たちが弾丸のように飛んで来ては、飛び去り、飛んで来ては飛び去り、の木があった。とても素早く飛んでいるあの弾丸鳥は何だろう? - と思いよくよく見るとそれが正にメジロであった。メジロってこんなに素速く飛んでたっけ?こんなに小さかったっけ?と思いつつも最後の最後にメジロたちにも出会えてご満悦でした。

 気付いた頃には見頃が終わっている事も多かった河津桜 - 今年も無事に撮影できました。

 今年に入ってすぐは寒いって事もあったり(まぁ冬だから寒いのは当たり前ですが)、色々と出掛けられない日々だったりの昨今ですが、そろそろ春の足音も聞こえてきたりで、この先のコロナ感染が収まる事も祈りつつ、今年も見頃を向かえた河津桜、でした。

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