毎年、夏になると出掛けていた葉山・一色海岸にあるブルームーンカフェ。こちらは海の家スタイルで夏の時期になると海岸沿いにオープンするカフェである。
昨今のコロナ禍の影響で昨年は残念ながらオープンせず(思えば神奈川はどこも海の言えばクローズ)、今年はどうにかオープンしてくれて、夏の始まりに出掛けてきた。
一緒に行った知人の希望でまずは逗子駅から歩いて7,8分のところにあるスパイスカレー屋に向かう。が、お店の前には男性1人が並んでいる。満席かな?と思いきや、どうやらテイクアウトの注文が大量にある為、それの対応に追われオープン時間が遅れているらしい。通常オープン時間になっても開店できるか分からないらしいが、この男性は取り敢えず並んで待っているらしい。
暫く思案したが、この炎天下の中、並ぶのはちょっと辛い。並ぶのを諦めお店を後にし近くをうろついてみたが、この日も最近の夏らしい晴れ渡る空、ひたすら暑い。そんな訳でオープンの時間を見計らいつつ、カフェに入って暫しの休憩となった。
30分ほどカフェで過ごし、再びお店を訪れてみると、、、そこには長蛇の列が!この炎天下の中、みなさんよく並ぶなーと言う感じがしない訳でもないが、3,4組くらいは並んでいるだろうか。結局カレーは諦めて海に向かう事にした。ここのカレーはまた涼しくなった頃にでも訪れてみようかと思う。
さて、一色海岸は所謂、葉山御用邸側にあり、それ故かちょっと落ち着いた感じがする。バスを降り砂地の道を暫く歩くと目の前にどーんと広がる海。毎回ながらこの瞬間 - 海が遠くに見え始めた時は何とも言えずテンション上がります。
因みにこの日はいつもとカバンが違ったせいか、カメラを忘れてしまい写真は全て携帯で撮ることに。なので色味がいつもとちょっと違う感じかも、です。
さて、ブルームーン、もっとガラガラかなと思っていたがそれなりに人はいました。密を避けつつ、ひとまずは外の空間でもあるし、席に座ってビールでも、といきたいところであるが、何と言うタイミングか、7月22日から神奈川県もお店でのアルコール類の提供が禁止になってしまい、折しもこの日、丁度7月22日であった。
このシチュエーションでノンアルってのはある意味凄いと言うか、今の時代を象徴していると言うか、まぁ雰囲気だけでも、と言う訳でノンアルで乾杯、でした。
今年の夏の初泳ぎ(因みに昨年は泳ぐ機会がなかったので地元長崎で泳ぎに出掛けてみたり)、まぁ長崎の海に比べるとやはり、長崎の方が水は澄んでますが、ここの海もそれ程悪くはないんじゃないかなと個人的には思ってみたり。
しかしこの日は台風がかなり南の方に発生していた影響もあるのか、波がいつもよりちょっとばかし高く、水もいつもよりも濁り気味に。これが台風の影響なのかどうかは分かりませんが、そんな今年の海でした。
今回はアルコールがないのでいつも食べないカキ氷を食べてみたり、普段とちょっぴり違う過ごし方でしたが、やはりここで風を感じて移り行く時間を過ごすのは、かけがいの無い時間ですね。ひとまず今年どうにか来る事が出来てよかった。
夕暮れ時になると遠くに小さくだけど富士山も見え始め、夕日を眺める私の背後には(ほぼ)フルムーンも。ブルームーンから眺める、(ほぼ)フルムーンってのもなかなかオツなものでした。
日々暮らす日常とはまた一味違って澄んだ空気の中、雲もダイナミックに姿・形を変えてゆき、夕日が空を薄いピンク色に染め始める。みな思い思いの時間を過ごし自然の恩恵を受けながら、コロナに負けず、また来年もここに来る事が出来たらなと思いつつ海を後に。
来年の夏はもっといい夏になりますよーに。