地獄巡り、地獄蒸し、別府タワーの魔界へ

これまで別府の町を散策したり、別府で活動するアーティストさんと交流したり国東半島まで出掛けてみたりと割と別府では色んな事やったので、最終日はのんびりと温泉入ったり、地獄巡りをしてきました。

 この日は朝から宿の温泉に入って、その後、山の上の明礬エリアまで移動し、そこから温泉に立ち寄りながら山を下って地獄を見たりの1日。

 という訳でまずは別府駅前からバスで明礬エリアへ。
因みにこの明礬エリアは「湯の花」が有名である。湯の花とは温泉の沈殿した不溶性成分を抽出したもので、一般的に入浴剤なんかに利用されているもの。
わらぶき屋根の湯の花小屋なんかもあちらこちらにあって、とっても素敵な景観エリア。
地獄蒸しプリンも頂いてきました。が、こちらあまり地獄らしさは感じず、、普通においしいプリンでした(笑)。

明礬エリアの後はここから下って15分~20分のところにある紺屋地獄へ。
紺屋とはどうやら地名らしく、ここには泥温泉があり、これが実によかった。
広大な露天風呂で、沈殿した泥に浸かるのだが、それがかなり適温で、ずーっと入っていられるぐらいの快適さ。泥以外にも打たせ湯やサウナ的なものもあり、かなり良かった。

その後、更にそこから下って20分くらいのところにある海地獄へ。ここから色んな地獄が点在しているのだが、通し券もあるものの1つ1つ見て行くと入場料だけでかさんでしまうので、-因みに1つの地獄に入るのに400円、計8つの地獄を巡るとそれなりの値段になってしまう。。通し券は2,000円-今回は海地獄だけ見てきました。

海地獄の側には幾つもの鳥居があり、そこをくぐっていくと弁財天様がおりました。


この後は、初日にも訪れた鉄輪エリアへ
やはりこの辺りは歩きやすく雰囲気もよくていいですね。

今回は初日に目をつけていた地獄釜による地獄蒸しに挑戦。
朝、別府駅前の八百屋と肉屋さんで材料を調達してきたので、今回は大黒屋という宿の釜を貸して頂いて地獄蒸しに挑戦。

地獄蒸しとは、ざるに置いた野菜を釜の中に入れて蓋をするだけ。
ニンジンとさつまいもは25分程度、それ以外の野菜と肉は蒸す事15分ほどでできあがり。
ミネラルを沢山含むせいかとても美味しく、特に茄子は絶品!人生で食べた茄子で1番美味しかった、と言えるくらい美味しかったです。

因みに1釜借りるだけだと300円也、でした。

これで今日のプランは一通り終了。
取り敢えずまた鉄輪を散策して、最後の〆は別府の友達が絶賛していた「むし湯」へ。何でもかんでも”蒸し”系ですね。
こちらのお湯、浴衣に着替え、薬草を敷き詰めた小部屋にごろんと10分ほど寝っ転がってじっくりと汗を流すというお風呂。薬草の匂いもよくて実によかった。こんな温泉に日常的に入られる別府の人が羨ましい!

すっかり日も暮れて、最後バス停に向かう坂道を登ると遠く夕焼けに染まった鶴見岳が。今回の旅をこれにて終わりかぁと思うと何だか寂しい気分に。
旅はいつかは終わるものですが、旅の終わりはいつだって何だか寂しいものですね。

-おまけ iphoneの写真

夜はまんまるのお月様
別府タワーの上にあるBarに行ったみたら、こちらも地獄的な魔界-さすがは別府。
まるで場末のスナックのような雰囲気で、とっても昭和を感じさせてくれました。
これって別にタワーの上になくてもいいじゃん、というクオリティーのBarで、まぁそれはそれで楽しき夜でした。

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