ジャカランダの花が咲く季節 - つまりは6月 - に熱海には2度ほど足を運んだ事があるのだが、いずれも6月の下旬とちょっと花も終わりの時期。今回は毎年この時期に熱海で開催されている「ジャカランダフェスティバル」の季節に合わせ6月上旬に訪れてみた。
前日、夕方から降り始めた雨も明け方まで残っていたけど、遠くに薄っすらと雲の切れ間から光も差し込んでいる - 今日はこれから晴れの予報だ。
朝の内は宿の近所を散策 - この時期はブーゲンビリアも見頃を迎えており、2年前に見たでっかい見事なブーゲン、昨年はあまり咲いておらず、もう枯れたか刈られてしまったのかと思いきや今年は見事に咲き誇っていました。
熱海に流れる糸川をずーっと下り海沿いまで出るとヨットハーバーが広がっていた。ここいら辺りは初めて訪れる場所だ。朝の散歩にはもってこいののんびりとした場所。宿でコーヒーでも淹れて来ればよかった、と思いつつもベンチに座りしばし、ぼーっと時間をやり過ごす。この辺りも色んな花が咲き、町を彩ってくれる。
熱海はホント花咲く町だ。
ここから海を右手に見ながら熱海サンビーチ方面に歩くと、ジャカランダ遊歩道がある。今の時期(6月上旬)は枯れ始めている花びらは少ないが2年前に訪れた6月中旬~下旬頃の方が房がもう少し多かった気もする。
6月は梅雨時でもあるし、なかなか見に行くタイミングが難しいが、この時期でも十分に見頃であり、空も段々とグレーから青空に変わりはじめ、そんな薄曇り空に紫色の花 - ジャカランダ - が実に映えていた。
ユリ、アメリカデイゴ、そして紫色のとうもろこしのような花(この花は何だ?)などジャカランダ以外にも色々と咲いていて、なかなか楽しい。特にアメリカデイゴは炎のようなとっても不思議な形で、まさに燃えているよう - こちらもジャカランダに負けず劣らず咲き頃を迎えていました。
それにしても完全に晴れ渡り始めた。「熱海に初夏を告げるジャカランダ・・・」なんて看板があったけど、もう夏のようである。ジャカランダフェスティバルでは、ちょっとした販売、そして夜のライトアップ、あとは冷たいお茶のサービスがあり、これがありがたかった。特にここは静岡の東の端の端ではあるが、やはり静岡であるので、お茶がとっても美味しい。歩きつかれ火照った体に冷たい静岡茶が染み渡る。
今回はこれまでで1番天気に恵まれたかもしれない。午後近くになると人もちらほらと増え始め、みな写真を撮ったりと思い思いに楽しんでいるようだ。何と言っても歩いている人達がみな笑顔で、それもまたよかった。
ゲートの飾りにもなっているブーゲン、ここのブーゲンも青空に映え、これまた綺麗だ。
まさに熱海に初夏を告げる花、ジャカランダ -
- 午後からは完全に夏になった。