まずはカレーである。最近の外食は専ら何故かカレーが連続しているのだが、今回は横浜グリーンラインと言う普段あまり使わない沿線沿いにある北インドのカレー屋さんを訪れてきた。
横浜のグリーンライン、と言いながら結局のところ自転車で伺ったのだから地下鉄のライン説明は特に必要でなかったのだが、一応、ということで。
さて、最近はバングラ系や南インドカレーが続いていたせいか実に久し振りにオーセンティックな北インドカレー、と言う面持ち(実際にカレーがそんな表情をしているような!)で、味もグッドでなかなか本格的でした。しかし、自転車でうちから往復で1時間程も掛かってしまったので再訪するかどうかは気分次第、と言ったところでしょうか。最後一山超えての到着でお店に到着した頃にはヘトヘトだった。。しかし、たまには食べたくなるような味で次回訪れるなら、それこそグリーンラインに乗って、かなぁ。
お次に紹介するのは大森の有名店、ケララの風
名前が指し示すように(ケララとは南インドの州の1つで、確か現地の言葉で”椰子の木”とかそんな意味だったと思う)南インドのカレー(つまりはミールス)を提供してくれるお店だったのですが、ここ最近はミールスはやめて”ティファン” - 所謂軽食というか朝定食のような意味 - を提供中。
ここも自転車で片道30分ほどの旅。家からだとずっと平坦な道だったのでここは思ったより楽に到着。そして、今回初めて日本で、と言うかこちらのお店でティファンを食したのだが、何と言っても南インドで朝によく食べていた、”イドゥリ”と呼ばれるお米や豆の粉から作られた蒸しパンを食べられたのが嬉しい。
イドィリはその昔、インド最南端のカーニャクマリで行われた友人の結婚式を訪れた際、その彼の実家で作ったイドゥリを「お腹が空いた時にでも食べなさい」と毎日のように友人の母親から大量に貰い続けたという記憶があり、南インドに行けば必ずと言っていい程目にする定番の朝のメニュー。それこそ浴びるように!毎日食べていたのだが、やはり日本ではなかなかお目に掛かれず、久し振りに頂きご満悦、でした。
たまに食べたくなるイドゥリ、ですね。
チャイも付いてこれで600円ほど。こちらはまた気分が向いたら朝の自転車運動がてら、という感じで訪れたいお店でした。
そして、先日有楽町の国際フォーラムで開催されたART FAIR TOKYO2021を訪れてきました。
有楽町にも桜がちらほら。そして卒業式シーズンで袴姿の女学生が沢山いましたが、国際フォーラムなどで卒業セレモニー?とかでしょうか。詳しい事情は分かりませんが桜やら袴姿の方々を見ると季節はすっかり春なのだなぁと。今年のART FAIRのメインビジュアルのカラーもピンク色でとても春らしさを感じさせてくれました。
会場内は絵画だけでなく、立体、写真、古美術など本当に様々な作品が各ブースに設けられたギャラリー内に所狭しと展示されており、入場して直ぐは脳内が何だか色々なものに付いて行けず、作品と言うかArt Fair自体の世界になかなか入っていけなかったのですが、暫くすると脳が慣れてきたのか、段々と落ち着いて、と言うか1つ1つじっくりと堪能できるようになりました。
- 何か1つのコンセプトありき、という展示でもないので、その辺に慣れていくのに自分なりにちょっとづつ時間が掛かりましたが、ブースに待機している関係者と言うかギャラリーの方が色々と各作品について説明してくれたりしてくれる内に、すとん、と色々な事が自分の中に入ってくるようなりました。
そんな訳で入場して直ぐはちょっと戸惑いもあったけど、各ブースで作品について説明をお願いするととても親切に、そして制作過程なんかも教えてくれるので、見て回るコツとしてはやはりある程度コミュニケーションを取りながら、という感じだといいかもしれませんね。と思ったり。
会場も幕張とかビックサイトでたまにやっているビジネスショーのように広大という事もなく、かと言って小規模でもなく、見て回るのに丁度いい大きさでした。疲れたらたまに休憩できるスペースもあったりと。
現代作家さんだけでなく、ピカソやらムンクやら北斎など近代画家たちの作品も見られたのがよかった。特に美術館だと規制線があってなかなか近づいて見られないような作品も、顔を近づけて(しかし近づけ過ぎずにという感じで)、じっくりと堪能できたのが良かったですね。
旅とアート、しかし最近は旅に行けないので何故かカレーの日々で、カレーとアート、そんな日々です。