リタンでホースレースを観る - リタン・東チベット 2005

 リタンにて ー 今日はホースレースというイベントを観に行く予定だ。今回の旅の目的地はチベットの中心地・ラサであるのだが、もう1つの目的はこのホースレースを観る、という事でもあった。

 このイベントは昨年アジアを旅している時に知ったもので、大体が8月の初旬頃に開催されると他の旅行者からは聞いており、その日程に合わせ、何となくの予定を考えて日本を出発したのであった。そしてアバウトな日数計算でもあったけど、大体丁度いい位の日程でリタンに到着し、無事観る事が出来そうだ。

 ホースレースは本日8月1日から8月5日までの5日間開催されるようだ。この日8月1日はこの日は6時半AM起床。遊牧民でもある東チベットの人々が、馬に乗って走りを競い合ったり、派手な独自の民族衣装を身に纏い会場に集まるという事で、どちらかというと観客のチベット人達を写真に収めたいと思い会場へ。

 ここ東チベットのカムと呼ばれる地方の男達は頭に赤い布を身にまとっているのが特徴だ。女性の方は髪を細かく三つ編みにしターコイル石のアクセサリーを身に付けてるイメージ。

 8時半開会式と聞いていたが、全く始まる気配がなく、暫く会場内をぶらぶらし、会場に集まり始めた人々を撮影したりなどして始まるのを待つ。

 全く始まる気配がなく待つ事約2時間、10時AMちょっと過ぎにやっと始まった。この日の天気は残念ながら曇りだがまぁ仕方がない。開会式では踊りとスピーチがあった。

 馬は本気の走りでなくまずは”馬見せ”みたいな感じで軽く走る姿を披露。色とりどりに着飾ったカムの人々は実にかっこよく、そして美しい。

 いざレースが始まるとあまりの人の多さになかなか前列まで進めず、結局は馬を観るというよりも民族衣装を着飾った人々を撮影するのがメインになってしまった。ま、当初の予定もそんな感じであったのでよいのであるが。。

 来た時はここ東チベットで出会った日本人旅行者達とタクシーをシェアして来たのだが、帰りは歩いて帰る事に。距離は約3キロほどの距離。東チベットの壮大な景色を眺めつつの歩きはそれはそれでよかった。

 帰り道に酒樽の前で酔っ払った感じのいい女の子の写真も撮る事ができた(勿論酔っ払ってないですが)。今回の旅の目的の1つも果たせ、さぁあとはラサへ向かうのみだ。