日本海側に寒波襲来の2025年2月末、現代美術家の原倫太郎さんから依頼を受け、現在、新潟県十日町にある「越後妻有里山現代美術館 MonET」で展示中の(展示は2025年3月9日まで)作品を撮影に倫太郎さんと出掛けて来た。
倫太郎さんとは3年前の夏にもここ越後妻有で開催された大地の芸術祭を一緒に見に行って以来の越後妻有であるので、実に3年ぶりの訪問となった。
車で横浜を出発したのが朝7時、東京の環八道路を快調に抜け、関越道を北へひた走る。暫くは雪もなく快晴 ー まさにドライブ日和だ。
群馬県のみなかみに入って来た辺りから周りが段々と雪景色に。そしてこの日の天気予報通りに越後湯沢に入った辺りからはかなりの大雪、こんな大雪を目にするのは遥か昔にスノボやスキーに出掛けて以来かもしれない。
もの凄い雪道の中を車はひた走る。そして横浜を出てから約5時間後に無事美術館に到着。美術館の壁面に描かれいてる淺井裕介さんの絵がお出迎え。夏とはまた一味違った雰囲気だ。
早速今回の撮影対象である、「雪の阿弥陀渡り」へ ー こちらは美術館の回廊にぐるっと囲まれている池に雪の迷路を作成したものだ。夏に訪れた時はもちろんこの池には水が張っていたのだが、今はすっかり雪景色。しかもかなりの雪の量で作品も埋もれ掛かっていたけど、全容は撮影出来そうでとりあえずは全景の撮影開始。
そして一通り撮影した後は、午後からの撮影に備え腹ごしらえ ー 美術館内でこの展示期間中に提供されているバングラデシュカレーを頂き、チャイも飲んで身も心も暖まりちょっと一息。
撮影の合間に今回の企画展「モネ船長と大雪原の航海」に参加されている他の作家さんや美術館での連続企画展の作品なんかも鑑賞させてもらいましたが、流石にどれも面白い。
ー 午後3時頃に小学生がツアーで沢山来館するという事なので、その様子を撮影しようという事になったのだが、あと1時間ちょっとある。折角なので、別会場で夏に訪れていなかった奴奈川キャンパス(廃校になった小学校での展示)へ作品たちを観に行く事に。
今居る美術館からは車で30分ほど掛かるので、学校に滞在できたのは実質20分ほどでしたが、面白い作品ばかり!で、以前から親交もある松本秋則さんの作品も観る事ができました。
ちょっとバタバタですが、急ぎ美術館に戻る。幸いまだ小学生たちも到着しておらず、彼らの到着を待ちながらも迷路で遊んでいるお客さんなんかも撮影してもらっている内に子供等もバスで到着。無事、数枚迷路内で遊んでいるところも撮影させてもらったところで雪がもの凄く降って来た。尋常じゃない降りっぷりというか吹雪始めた。
この後、館内の作品をちょっとだけ撮影し、あとは夜のライトアップの撮影を残すのみとなったので、美術館内の常設展を鑑賞。
その後、美術館に併設されている「明石の湯」に入りのんびりとリラックス。美術館にお風呂があるのも私がこの美術館を好きな理由の1つでもある。
湯からあがって暫くするといい感じに日が暮れ始め、ライトアップも始まった。最後は雪景色と幻想的なライトアップの世界を撮影し、無事本日の撮影も終了。
雪はもの凄く降っていたけれどそれ程の寒さもなく、私も色々な作品に触れ合いながら楽しく撮影する事ができました。
こちらの企画展の作品は3月9日(祝日を除く火水定休)まで観る事ができますので、ぜひ足を運んでみてください。