台北散策 〜 迪化街から西門へ、そして鄧麗君のレコードも

 久しぶりの海外、実に6年振りの海外だ。行き先は台湾でこちらも6年振りという事で、久しぶりの海外旅行は前回に引き続いての台湾となった。

 今回は羽田発、台北松山空港着便を選んだので、空港へ行くのもそして台北に着いてから街中への移動も楽だ。

 久々のバックパックの旅でテンションも否応にも上がってきた。

 飛行機は4時間ほどで無事、松山空港に到着。前回もそうだったけど入国審査は顔認証・指紋認証で行われるので至ってスムーズだけれど、パスポートにスタンプが残らないのがちょっと残念だ。

 空港からMRTを乗り継いで台北で定宿にしているエリアの中山駅へ。

 改札を出て地上に上がり、そこから公園通りのようなところを歩いて宿まで行くのだけれど、変わらぬ風景に嬉しくなる。しかし、そうは言ってもこの辺りもちょっとばかり綺麗に整備されていたり、少し小径に入ったところに新しいお店が沢山出来ていたりと6年という月日の流れを思わせてくれる。

 宿に一旦荷物を置き休憩して、夕方前にちょっと散策しようと迪化街へ。読み方がよく分からないのだが、日本語だと「てきかがい」と読むらしい。現地語で「ディーホアジェ」。

 ここはとても?!有名らしいのだが私は全く知らなくて、数年前、友達と台湾の話をしている時に見せてもらった写真にこの街の写真があり、それで知ったところ。よくよく調べてみるといつも泊まっている宿から歩いて20分ほどのところで、こんな近くにこんな場所があったとは!と新発見でした。

 街は問屋街というか古い建築物をリノベーションしたエリアで、こういうリノベーションの仕方はさすが台湾、といった感じでセンスの良さを感じさせてくれる。

 話はちょっと変わり、私の友人が那覇でベジタリアンのお店をやっているのだが、彼曰く、「お店には台湾からのお客さんが結構多く、台湾にはベジタリアンが多い」、そして「台湾にも結構ベジのお店があって、お店には卍マークの記載だったり”素食”と書いてあるのが結構あって、それが目印ですよ」なんて事を以前教えてくれたのだが、なるほど早速卍マークと”素食”と書いてあるお店を発見。それにしても何故卍〜、と言ったところだ。

 その後、この”素食”のお店は結構台湾で見掛けたのだが、なるほど、今まで目に入ってなかったのか、確かに結構沢山あるんだな、と今回1つ賢くなりました。

 カメラを首からぶら下げてぶらぶらしていたせいか、現地の人と留学生?から、彼らの携帯で何枚か写真を撮ってくれ、と頼まれ(大きなカメラを持っていただけで写真が上手いと思われたのか?)、何枚かパシャリと撮影。その後、私が持っているカメラでも是非1枚、とお願いされ、こちらでもパシャリと撮影し、いい記念になった。

 迪化街をぶらりとした後はMRTに乗って台北の繁華街・西門へ。今回は鄧麗君ことテレサテンさんが母国語で歌っているレコードを探すべく、レコード屋巡りだ。

 最初に入ったお店にいきなり10枚ほども鄧麗君のレコードがあり、その内の1枚を購入。そもそも鄧麗君のレコードは置いてあるのか?位の感じで訪れたので割と沢山あって良かった。

 その後、牛肉麺(ニューロウメン)を食し、帰りはバスで台北駅へ。

 さすがに夜ご飯は麺だけではお腹は満たされず、宿まで戻る途中、寄り道して宿近くの豆花屋さんへ。

 因みに私は中国語が全く分からないのだが(かろうじて簡単な言い回しや数字位は分かるのだが)、お店なんかではいつも店員さん達も英語を使ってくれたり、時にはGoogle翻訳を使ってどうにかコミュニケーションを取ってくれようとする。

 行きたいと思うところに自由に行け、食べたいと思うものを普通に食べられるようになると旅での自由度がぐっと上がるものだ。
 
 
 そんな周りの優しい台湾人たちに癒された台湾初日、今回もいい旅になりそうだ。