2024年、謹賀新年 ー 長崎にて

 2024年、本年もよろしくお願いします。今年は年が明けて直ぐに北陸地方で大きな地震があったり、また地震に関連したニュースを見ているところに羽田空港の事故ニュースも速報で入ってきたりと大きな出来事で始まった年で、どうなるニッポン、いや世界、と言った感じですが世界各地で平和な世の中が訪れると共に、また北陸地方の一日も早い復興を願っています。

 私の方はというと、年末ぎりぎりの12月31日のフライトで長崎へ。思いがけず鬼滅の刃 とANAのコラボ便「鬼滅ジェット」に当たって、2023年最後ラッキー、でした。とはいえ、この漫画読んだ事ないのですが。。

 家の近所も相変わらずこの季節ならではの花々が咲き乱れていて、長崎はやはりそれなりに都会でもあり自然豊かな場所だなぁと改めて思ったり。

 さて、昨年末から好きな監督映画が目白押しで、年明け早々、長崎で早速見てきましたヴィム・ヴェンダース監督作品の『Perfect Days』。シネコンが入っているショッピングモールに行ったら何やら人だかり。吹き抜け部分を上から覗き込んでみると長崎大学書道部の皆さんによる書初めが行われており、年明け早々、いいものを拝見できました。

 で、映画館に辿り着くと、そこにはタッチパネル式の無人販売機が数台並んでいるだけで所謂窓口の有人販売は無い模様。私はネットであらかじめ座席を予約しておいたので、発券の為列に並ぶ。と、私の隣の台に並ぶ割りと高齢とおぼしき御婦人がソワソワとした様子・・・。私の丁度斜め前辺りの場所だったので、その方の順番が回ってきた時に様子を見ていると案の定、タッチパネルの券売機の使い方が分からないようだ。

 しかし彼女がスタッフを呼んだようでこれで一安心、と思いきや、スタッフは忙しかったのか「本日の発券はこちら」のボタンを押し、こちらからどうぞ、みたいな感じで去って行ってしまった。なぜ!

 彼女の目の前には今上映されている映画のラインナップがずらり、と。こんなに沢山上演しているんだ、と私もその多さにちょっとびっくり。暫く見ているとそこから全く操作が進まない模様だったので、声を掛けると「字が小さくて読めないの」とのこと。まぁそりゃーどうだよな。で、「何の映画を観に来たんですか」と尋ねると、ドギマギしていたせいか、「あら、忘れちゃったわ。。」「えーと、えーと、あ!役所広司の!」と思い出した模様。
 何だ私と同じ映画じゃないですか。それなら話は早いという訳で、「Perfect Days」を選択し、その後の操作も手伝ってあげ無事発券。

 あの御婦人もきっと映画を楽しみに映画館に足を運んできたのであろうし、販売方法ももう少し工夫するというか、分かり易くというか、誰でも簡単に購入できるようにしたがいいのでは、と思ったり。
 それよりも彼女がこの映画を観に来たのは、役所広司さんが出演していて話題になっているから?いや、そもそも映画がとっても好きな方だったのかも、それとも実はヴェンダースの映画が結構好きなのかも、と色々と気になったけど、ひとまず発券出来た時の安堵した笑顔、そしてとっても丁寧にお礼を言って頂けてこちらも何だかほっこりとした気持ちになれました。 

 ー そして年明け恒例の諏訪神社さんへの初詣。今回は2日の夕方に訪れたのもあってかそれ程混んでいませんでした。昨年は、ここ諏訪神社への奉納踊りの長崎くんちも見られたし、また2024年もいい年になりますように。

 あとは、長崎ではやっぱりちゃんぽん食べたり、美味しいお刺身を頂いたりと大満足。長崎はやっぱり食べのものが美味しいですね。

 それでは2024年、みなさまにとってもいい年でありますように。

 羽田空港の事故の影響で帰りの便は40分程遅れでしたが、無事到着。
 遅れたおかげ?か、みなとみらいの夕景とその奥に広がる富士山の大絶景をバスの中から見る事ができました。今年はいい年になりそうだ。